英会話の際、多くの英語学習者は「まず、日本語で言葉を考えて、次に、それを頭の中で英語に訳し、最後に、それを英語として口に出す」というプロセスを取っています。ですが、この話し方だと、「日本語的な言い回しの英語」になってしまうことが多々あります。ちゃんと通じればそれでもいいとは思いますが、やはり、いろいろな表現を使いこなせるようになりたいですよね?
そこで今回は、「日英訳の発想ではなかなか生まれにくい、英会話表現」を紹介していきたいと思います。いずれも基本表現なので、しっかりと身に付け、実践で使えるように準備しておきましょう。なお、各単語の意味や文法(構文)をしっかり理解した上で暗記すると、忘れにくいです。
1) I’m all ears. | 「聞いていますよ」「さあ言って」 ※相手の話に興味があり、聞く用意がある状況/場面で使います。 be all ears「耳を傾ける」 |
2) Listen up. | 「聞いて」 ※「よく[しっかり]聞いて」というニュアンス。なお、listenという単語を見ると、「後ろに to が続くのかな?」と思うかもしれませんが、そうとは限らないので注意してください。 |
3) Are you following me? | 「私の言っているがことわかりますか?」 ※≒ Are you with me? |
4) I’m not following you. | 「言っていることがわかりません」 |
5) I’ve been keeping myself busy. | 「忙しくしています」 ※会話では、単に Keeping busy. でも、「忙しいです」の表現として使えます。 |
6) Let me be perfectly clear. | 「はっきりさせてくれ」 ※ここでのperfectlyは、clearを強調しています。強調する必要が特になければ省いてもかまいません。 |
7) Cut the crap. | 「くだらない話はやめて」「ごたくを並べるのはやめて」 ※命令形。口語ですが、キツイ表現なので、使う相手には気を付けてください。 |
8) Cut to the chase. | 「さっさと要点を言って」 ※≒ Get to the point. |
9) Be more precise. | 「もって正確に言って」 ※preciseは形容詞で、「正確な;明確な」の意味。 |
10) You are getting off the subject. | 「本題からはずれているよ」 |
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11) Cut it out. | 「やめて」「いい加減にして」 ※嫌なことをしていたり言ったりしている人に、それをやめて欲しいと頼むときに使う表現です。 ※ニュアンスは違いますが、Knock it off.も同じような意味です。 |
12) Can you be more specific? | 「もっと詳しく[明確に]言ってくれませんか」 ※頻出表現なので、ぜひ覚えてきましょう。先述のBe more precise.という表現に(少し)似た意味の文です。 |