• その言葉、英語で言うと何? 気になる日本語を英語で表現できるようにする。英単語の覚え方、英文法の勉強法、人気/おすすめ英語教材の紹介も!

「平飼いの卵」は英語で言うと cage-free eggs ですか?

【卵】に関する英語表現:

一般に、「平飼いの卵」は英語で「cage-free eggs」と表現します。
※注意:厳密には、日本での平飼いと米国でのcage-freeの間には言葉のニュアンスに違いがあります。

そもそも、よく耳にする「平飼い」とは、どういう意味なのでしょうか?

簡単に言えば、「平飼い」は、「平らな地面で鶏を放して飼う」ことです。
※実際にはもっと細かい定義がありますが、ここでは省略します。

ちなみに、「平飼い」に対して、ケージ(鳥かご)に入れて飼う方法を「ケージ飼い」といいます。

「平飼い」では、鶏がある程度自由に動き回れるため、ストレスが少なく、より健康的に育ちます。結果として、美味しい卵を生産することができます。

ただ、生産コストを抑え、卵を大量生産し、消費者に安定供給するためには、「ケージ飼い」のほうが現実的な選択といえます。実際、日本の養鶏場の多くは「ケージ飼い」です。

ちなみに、「ケージ飼いの卵」は英語で「cage eggs」です。スーパーで売っているごく普通の卵なので、単に「regular eggs」でもOKです。

米国において、cage-freeという表現は、USDA (United States Department of Agriculture / 米国農務省)が規定しており、その条件を満たす卵のみが、パッケージに「cage-free eggs」と表示することができます。

ちなみに、USDAが定める「cage-free」においては、鶏が屋外にアクセスできるとは限りません。実はそれほど自由な環境ではないのです。

鶏が屋外へアクセスできる環境は「free-range」と呼ばれ、より「放し飼い」に近づきます。その卵は、「free-range eggs」です。

そしてさらに自然/野生に近い飼育環境になると、「pasture-raised」と呼ばれます。この環境で育った鶏の卵、つまり「pasture-raised eggs」は、良質で美味しいですが、生産効率が悪く経費もかかるため、高価なものになります。

最後に、鶏の自由度で卵の生産方法を比較してみましょう。以下のようになります。

pasture-raised > free-range > cage-free

※各言葉のUSDAによる定義について詳しく知りたい方は、インターネットで検索してみてくださいね。

【確認】
eggsはeggの複数形です。

【まとめ】
★「平飼いの卵」の英語訳は、「cage-free eggs」でOKです。

それでは、お疲れさまでした。また次回!